我が家に長年同居していたペットは猫。名は「ナナ」と言いました。
名付け親は妻です。
晩年は動きも鈍く、いつもだら〜っとしていました。
元々は、妻の実家で妻によって飼われていた猫ですが、
我が家が戸建てになり、飼える様になったのを機に引き取って来ました。
気まぐれに外に出て、うろうろとしてみたりはするのですが、
基本的には1日中殆ど寝ていました。
(猫も歳を取ると、覇気が無くなります・・。)
妻が飼い始めた頃は、まだかなりの子猫で、
活動も現在とは比較にならない程、活発だったそうです。
そして、活発に色々な獲物を取って来ては、家の中にぶちまけていたらしいのです。
(獲物というのは、「バッタ」、「イナゴ」、「コオロギ」などの昆虫類から、
「すずめ」等の小鳥に至るまで、様々だったとのことです・・)
猫は元来「ハンター」としての性質があるらしく、少しでも動くものを見ると、
襲撃し拉致してしまうらしく、そのような行為は習性として当然らしいのですが・・
獲得した獲物を、特に食べる訳でもなく、襲撃するだけが目的なんて、
猫って理不尽で残酷な生き物なんだなぁ・・・って思ったものでした。
私は、猫を引き取る前に、そのような話を聞かされていたので、
「そんな事をされたら、私の身が持たない!」と言って猛反対しましたが、
妻曰く「今となっては猫も歳を取り、そんなに活動的では無くなっているから、大丈夫!」
ということで、仕方なく了承しました。
そのような経緯で我が家に猫がやって来て長らく経過していましたが、
私の心配する様な活発な部分は全くと言っていい程ありませんでした。
(ほっとした様な、少し寂しい様な・・)
ただ、実家で飼われていた時からの習性らしいのですが、
1日の行動パターンとして、ある程度は家の中に居り、ある程度は外に出るので、
外に出したり家の中に入れたりと結構大変でした。
猫のナナは、外に出たい時は玄関のドアの前に行き、じ〜っとドアを見つめる為、
都度ドアを開け、外に出してやっていました。
また、一定時間が経過すると、今度は外からドアをたたきだします。。
猫がドアを叩くと、「パシャ!パシャ!ドスン」という音がするので、すぐ気付きます。
それで、またドアを開け、中に入れてやるといった感じでした。
ただ我が家に来た頃には既に年配だったので、最初の頃は、一旦外に出てしまうと、
すぐには我が家を覚えず、迷子になって帰ってきませんでした。
それ程、遠くへ行く訳では無いので、探しに行けばすぐ見つかるのですが、
私としては探しに行くことがものすごく面倒臭かったのを憶えています。
(大体、猫が道に迷う事なんてあるのかな・・って)
でも何年か飼っていると、1日のサイクルもある程度安定し、
完全に我が家での生活に馴染んでいるようでした。
ナナについてのエピソードは本当にたくさん有ります。
晩年は完全に家族の一員となっており、
亡くなったときは本当に寂しさでいっぱいでした。。。
このサイト上では、いつまでも元気な姿を披露させてやろうと思い掲載しました。 |
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いつも、ごろごろしています。
撫でると仰向けになり、お腹を撫でてやると、気持ち良さそうです。 |
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